安心・安全のこだわりのお米を食卓へ
岩手の最南端に位置する一関市は世界遺産である平泉の玄関口にあたり、三県にまたがる栗駒山をはじめ、日本百景のひとつに数えられる猊鼻渓や天然記念物の厳美渓など素晴らしい自然に恵まれています。県内では比較的温暖な地域で、東側は太平洋側の気候に属し冬でも晴れやすいのが特徴です。このようなお米作りに適した環境の中で、品質管理を徹底しながら真心を込めて丁寧に作っております。
自然の恵みを受けたお米
東北有数のお米どころである一関市は、平均気温が12.2度と温暖な気候で、ホタルが飛び交うほどの綺麗な北上川の水の恵みもあり、お米作りに最適な環境が揃っています。また、集落営農組織が形成されて法人化が進んでおり、共同生産によって農業における負担が大幅に軽減されました。先進技術を取り入れた低コスト稲作栽培の実施など、大規模な稲作経営への取り組みも進んでいます。
品質管理を徹底した生産作業
常に安定した品質のお米をお届けするために品質管理基準を設け、基準を逸脱したお米は流通させません。品質管理室では工程管理や衛生管理を徹底しながら品質事故を防ぎ、様々な測定器でお米の艶や香り、食味のバランスをチェックしています。また、気温や湿度などに影響を受けやすいお米の特徴を考慮し、そのお米に合った精米をすることで美味しさを最大限に引き出しています。
色彩選別機による選定作業
微生物によって黒くなっている斑点米や成熟しきっていない乳白粒を、3台のカメラが搭載された精度の高い色彩選別機を使用することで判別しています。前後2台のカメラが斑点米や着色粒を検出し、さらに3台目の透過カメラが未熟米を見つけ出します。この色彩選別機は異物や不良米をピンポイントで排除するため、良品だけをお届けできるのです。
保冷庫を使用した管理
お米の品質を維持するためには、乾燥を防ぎつつ、虫を発生させない保冷庫が必要不可欠です。お米を保存する上で適している温度は10度から15度、湿度は70%前後で、これを超えるとお米が乾燥して酸化が進んだり、虫が発生したりします。美味しいお米をお届けできるよう、適切な温度や湿度を保つ保冷庫を使用し品質管理を行っております。